葬式　バッグ　どこで買う

突然の訃報に接すると、誰しもが心を落ち着ける間もなく、さまざまな準備に追われることになります。中でも、喪服とあわせて必要になる「葬式用のバッグ」は、普段使う機会が少ないために、いざという時に「持っていない」「どこで買えばいいかわからない」と困ってしまう女性も少なくありません。

「葬式バッグどこで買う？」という疑問を抱えているあなたへ向けて、本記事では、女性が安心して持てるフォーマルバッグの選び方から、信頼できる購入先、また年代別のおすすめや注意点までを網羅的に解説していきます。急な葬儀にも慌てず対応できるよう、ぜひ参考にしてみてください。

葬式用バッグってどこで買うの？おすすめの購入場所と注意点
葬式用バッグはどこで買う？基本マナー以外にもマナーはいっぱい！？葬儀中のマナーを徹底解説

葬式用バッグってどこで買うの？おすすめの購入場所と注意点

・葬式バッグはどこで買う？主な購入場所を比較

・【OK】お葬式にふさわしい女性用カバンの特徴と例

・【NG】お葬式にはふさわしくない女性用カバンの特徴と例

・【年代別】女性の葬儀用バッグスタイル｜それぞれに合った選び方を徹底解説

葬式バッグはどこで買う？主な購入場所を比較

「どこで買うか」は、品質や価格、急ぎの対応など、ご自身のニーズに応じて選ぶことが大切です。ここでは主な購入先ごとに、おすすめの人や特徴を詳しくご紹介します。

① ネット通販（楽天市場・Amazon・専門ECサイト）

◎おすすめの人：
お通夜や葬儀までの時間が限られていて、今すぐにでもバッグが必要な方。また、仕事や育児などで店舗まで足を運ぶ時間が取れない方や、できるだけリーズナブルに揃えたいという方にぴったりです。

◎特徴：
近年、多くの女性に利用されているのがネット通販です。楽天市場やAmazonでは、「葬式バッグレディース」と検索するだけで、数百点以上のアイテムが表示され、デザイン・価格帯ともに非常に幅広い選択肢から選ぶことができます。レビューや着用写真も多く、実際に購入した人の感想を参考にできるため、通販でも安心して選べます。

また、プライム会員などに登録していれば、即日・翌日配送にも対応しているため、急な訃報にも迅速に対応できます。ただし、実際に手に取れない分、素材の質感やサイズ感がイメージと異なる場合があるため、レビューやサイズ表記は必ず確認しましょう。

◎価格帯の目安：
3,000円〜30,000円程度。安価なものでもマナーを考慮したデザインが多く、予算を抑えつつ見た目にもきちんと感がある商品が揃っています。安価なものだけでなく、高級なカバンもあるのでどの年代の方にもおすすめです。

◎おすすめの人気サイト：

楽天市場（レビュー数が多く参考にしやすい）
Amazon（急ぎの場合にも対応可能）
専用のECサイト（お葬式用に作られた専用のカバンなので、うっかりマナー違反をする心配がない）

② 百貨店・フォーマル専門店

◎おすすめの人：
品質の高い葬式用バッグを長く愛用したいと考えている方や、初めてフォーマルバッグを購入するため、専門知識を持つ店員さんに直接相談しながら納得のいく商品を選びたいという方におすすめです。実物を手に取りながら素材感やサイズ感を確かめたい方にも最適です。

◎特徴：
百貨店のフォーマルコーナーや、ブラックフォーマル専門店（例：東京ソワール、AOKIなど）では、格式あるシーンにふさわしい上品でしっかりとした作りのバッグが多数取り揃えられています。表地や裏地の質、縫製の丁寧さ、シンプルながらも品格のあるデザインなど、マナーを大切にしたい場面に安心して持てるアイテムばかりです。高級感がありながらも長く使える実用性も兼ね備えており、一つ持っておくと将来的にも役立ちます。

◎価格帯の目安：
ただし、価格は比較的高めで、10,000円〜20,000円程度が相場になることも。とはいえ、品質や耐久性を重視したい方、冠婚葬祭用に長く使いたいという方にとっては、十分に価値のある投資と言えるでしょう。

◎おすすめの店舗：

高島屋・三越・伊勢丹などの百貨店
東京ソワールやAOKIのブラックフォーマル専門コーナー

3. イオン・しまむらなどの量販店・モールで買える

◎おすすめの人：
なるべく出費を抑えたいという方や、急ぎでバッグが必要なもののネット注文では間に合わないという方におすすめです。近所の店舗ですぐに手に入れたい方や、とりあえず一つだけでも揃えておきたいという方に向いています。

◎特徴：
イオンやしまむら、ユニクロなどのファッション量販店や大型ショッピングモールでは、喪服やパンプスなどとともにフォーマルバッグも取り扱っている場合があります。多くの店舗が全国展開しており、自宅や職場の近くでサッと買いに行けるのが大きな魅力です。コストを抑えたい方や、あまり使用頻度が高くない方にとっても実用的です。中にはシンプルながらマナーに配慮したデザインのバッグもあり、急な弔問にも対応可能です。

◎価格帯の目安：
2,000円〜5,000円程度。コストパフォーマンスに優れた選択肢が多く、まとめて揃える場合にも便利です。

◎おすすめの店舗：

イオン
しまむら
ユニクロ
GU

4. 冠婚葬祭レンタルサービスでも利用可能

◎おすすめの人：
頻繁に使う機会がないため購入はもったいないと感じる方や、一時的に必要なだけという方におすすめです。出費を抑えつつ、きちんとした装いを整えたい方にも最適です。

◎特徴：
近年では、喪服やバッグ、靴など葬儀に必要な一式をレンタルできるサービスが充実しており、オンラインで手軽に手配できます。必要な期間に合わせて数日間レンタル可能で、送料込みで自宅に届けてくれるサービスもあります。収納スペースを取らず、返却すれば手元に残らないため、家に物を増やしたくない方にも向いています。すでにマナーに適ったアイテムがセットになっている場合が多く、アイテム選びに迷う必要がないのも大きなメリットです。セットになっているので、足りないアイテムを一式借りることも可能です。

◎価格帯の目安：
サービスによりますが、バッグ単品で数千円、セットで5,000円〜10,000円程度が一般的です。

◎おすすめのサイト：

Cariru BLACK FORMAL

まとめ｜自分の状況にあった購入先を選ぼう

「葬式のバッグはどこで買えるのか？」という疑問に対する答えは、購入の目的や優先順位によって最適な選択肢が異なります。

上記の内容を見やすく整理した比較表としてまとめました

購入場所	おすすめの人	特徴	価格帯の目安
ネット通販（楽天・Amazon・専門EC）	・急ぎで必要な方・店舗に行く時間がない方・安いものから高級なものまで比較したい方	・レビューが多く参考になる・家からでなくても良い・安いものから高級なものまで選べる・検索しやすく種類も豊富	3,000円〜30,000円
百貨店・フォーマル専門店	・質の良いバッグを長く使いたい方・初めてで店員に相談したい方	・フォーマル専門スタッフのアドバイスが受けられる・素材・縫製がしっかりしていて上品・格式ある場にも安心して使える	8,000円〜20,000円
イオン・しまむらなどの量販店	・安く抑えたい方・近所ですぐ手に入れたい方・とりあえず1つ欲しい方	・全国展開でアクセスしやすい・喪服や靴などもまとめて買える・価格がリーズナブル・店舗においていない場合がある	2,000円〜5,000円
冠婚葬祭レンタルサービス	・一時的に使いたい方・滅多に使わないので購入は避けたい方	・バッグ単品や喪服一式を数日間レンタル可能・マナーに合ったセットで安心・収納スペースも不要・家からでなくても良い	数千円〜10,000円程度（セットの場合）

きちんとした品質で、長く使える一品が欲しい方 → ネット通販or百貨店・専門店
忙しくて時間がないけれど、マナーを守ったものを選びたい方 → ネット通販
急いでいて、できるだけ安価に揃えたい方 → イオンやしまむらなどの量販店
今回だけ使えれば十分と考える方 → レンタルサービス

【OK】お葬式にふさわしい女性用カバンの特徴と例

葬儀は故人への敬意と哀悼の意を表す儀式です。そのため、服装や持ち物も「控えめで落ち着いたもの」を選ぶのがマナーとされています。カバンも例外ではなく、「どんなデザイン・素材・色を選ぶか」によって、周囲に不快感を与えてしまうこともあるのです。「黒ければ何でもいい」というわけではなく、素材・装飾・サイズ感までトータルで“弔意を表す”ことが大切です。
ここでは、お葬式に持っていける女性用カバンの「OKな例」を、具体的かつ丁寧にご紹介します。
初めての参列でも恥をかかず、自信を持って対応できるよう、ポイントを一つひとつ解説します。
うっかりマナー違反をして恥をかかないように、しっかりと知識を身に着けてお葬式に挑みましょう。

1. 色・素材

黒一色で光沢のない布製またはマット素材

葬儀の基本色は黒。そのため、バッグも例外なく真っ黒なものが求められます。中には濃紺やチャコールグレーなどの「ダークカラー」を選ぶ方もいますが、格式の高い場では黒一択と考えたほうが無難です。素材に関しては、光沢を抑えた布製（ナイロン・サテンなど）が理想的です。最近は軽量で丈夫な合成皮革のバッグも増えており、その中でもツヤのないマット仕上げであれば、フォーマルな場にも適しています。

ツヤなしの布（ポリエステル、ナイロンなど）
マットな合皮も可（革でもツヤがなければOK）
色は“深い黒”が基本。濃紺やグレーは避けましょう

✅ ポイント：エナメルやツヤのある革は避けましょう。黒でも“ピカピカ光る”素材は派手に見えます。

2. デザイン・装飾

シンプルなデザイン（装飾なし）

見た目のデザインにも気を配りましょう。リボン、レース、パール、フリルなどの装飾は、たとえ黒でも華やかすぎて葬儀には不向きです。特に若い女性は「かわいらしい黒バッグ」を選びがちですが、それがマナー違反になってしまうことも。
持ち手も太すぎず細すぎず、適度な太さと落ち着いた形状が◎。見た目に“主張”がなく、喪服全体に自然と溶け込むようなデザインを選ぶのが、大人の女性としての品格を表します。

リボン・フリル・レース・パールなどの装飾がない
金具も目立たず、小さめの留め具のみならOK
ブランドロゴが控えめなもの（目立たなければOK）

3. サイズ

小ぶりで香典袋が入るサイズ感

葬式用のバッグに入れるべきものは限られています。たとえば香典袋、ハンカチ、数珠、スマートフォン、小さめの財布など。これらが入る小ぶりなサイズで十分です。
大きなバッグやトートバッグなどは、見た目のバランスが悪くカジュアルに見えてしまうため、避けたほうが良いでしょう。コンパクトなブラックフォーマルバッグは、収納力と上品さを兼ね備えたアイテムが豊富にあります。

コンパクトでも、香典・数珠・ハンカチ・財布が入れば◎
大きすぎるトートバッグは避ける

✅ 葬式にふさわしい「OKなカバン」まとめ

種類	特徴・理由
黒色の布製バッグ	最も基本。光沢がなく、装飾も控えめで、正式な場にふさわしい。
黒のマット合皮バッグ	革風でもツヤがない素材なら許容範囲。布製よりも丈夫で手入れしやすい。
金具が目立たないシンプルなデザイン	ロゴや金属部分が小さく目立たなければOK。礼儀正しい印象に。
小ぶりで必要最小限が入るサイズ感	香典・ハンカチ・スマホ・数珠が入れば十分。大きすぎるとカジュアル感が出る。
フォーマルバッグ専門店や冠婚葬祭コーナーの製品	葬儀のマナーを考えて設計されているため、選んで失敗が少ない。

【NG】お葬式にはふさわしくない女性用カバンの特徴と例

次に、葬式の場にふさわしくない「NGなカバン」の例を挙げて、具体的に何がいけないのかを解説します。特に意識せず選んでしまいがちなものが多いため、注意が必要です。
知らずにマナー違反をしてしまいがちな「NGカバン」の例はこちらです。

1. エナメルやツヤのある素材のバッグ

どれだけ黒くても、素材に強いツヤがあるものは葬儀にふさわしくありません。エナメル加工のバッグや、光沢があるレザー（本革・合成皮革含む）は、フォーマルというよりは「おしゃれ」や「華やかさ」を強調してしまいます。
故人への哀悼を表す場では、そうした自己主張は避け、“控えめさ”を意識するのがマナーです。

光を反射するようなツルツル素材は派手な印象に
黒でも光沢があると“おしゃれ用”に見えてしまう

2. ブランドロゴや金具が目立つバッグ

CHANEL、GUCCI、LOUIS VUITTONなどのハイブランドのバッグは、普段使いとしては素敵ですが、葬儀の場では“ブランドアピール”と受け取られることがあり、避けるべきです。
特に大きくロゴが入っていたり、金属のバックルやファスナーが目立ったりするバッグは、喪服の落ち着いた印象を損ねてしまいます。

CHANELやGUCCIなどの大きなロゴは避けるべき
ゴールド・シルバーの金属パーツが目立つものはNG

3. レースやリボン、パール付きなどの装飾付きのデザインバッグ

デザイン性を重視したレディースバッグは、どうしても装飾が多くなりがちです。しかし、葬儀では華やかさや可愛らしさはNG。リボンやフリル、レース、パール飾りがあるものは、どんなに色が黒でも避けるようにしましょう。

リボン、パール、レースなど華やかな飾りがついているバッグは不向き
「かわいい」はNGワード。あくまで“控えめ”が基本

4. トートバッグ・リュック・カジュアルバッグ

収納力があり便利なトートバッグやリュックですが、カジュアルな印象が強いため、葬儀にはふさわしくありません。仕事用のバッグや通勤用の黒バッグを代用しようとする方もいますが、マチが広すぎたり布が薄かったりすると、どうしても“場違い”な雰囲気になってしまいます。

肩掛けバッグ、ナイロン製、カジュアルすぎる素材はマナー違反
旅行用、ビジネス用バッグの使い回しもNG

❌ 葬式にふさわしくない「NGなカバン」

種類	理由・NGポイント
エナメル・光沢素材のバッグ	ツヤがあると派手な印象になり、葬儀の場にふさわしくない。
ブランドロゴが大きく目立つバッグ	ブランドアピールは場違い。とくに金色や銀色のロゴはNG。
カジュアルバッグ（トート・リュック・ナイロン製）	普段使い感が強く、礼儀に欠けると見られる恐れがある。
明るい色のバッグ（ベージュ、グレーなど）	黒以外の色は“略式”または“不適切”とされる場合がある。
装飾が多いバッグ（リボン・レース・パールなど）	華やかに見え、弔意を示す場にそぐわない。若い女性ほど要注意。

まとめ｜「派手すぎない・目立たない」がカバン選びの基本です

葬式に持っていく女性のカバンは、見た目の華やかさよりも「控えめさ」「落ち着き」「格式」が大切です。黒ければ何でもいい、というわけではなく、素材や装飾、持ち方まで気を配ることで、遺族や周囲への敬意を形にすることができます。

紹介した「OKなカバン」と「NGなカバン」のチェックリストを参考に、大人の女性として恥ずかしくない選び方をしておきましょう。万が一のときに慌てないためにも、1つは葬儀用のバッグを備えておくと安心です。

【年代別】女性の葬儀用バッグスタイル｜それぞれに合った選び方を徹底解説

年齢やライフステージによって、求められる葬儀用バッグの条件は少しずつ異なります。ここでは、20代から60代までの女性がどのようなバッグを選ぶと良いかを、理由・選び方・価格の目安を含めて詳しくご紹介します。

20代女性｜初めての葬儀参列に向けて「一式そろえておく安心感」

20代の女性にとって、葬儀への参列はまだ経験が少なく、「何を揃えればいいのかよくわからない」という方も多いはずです。社会人になり、職場や友人の家族の訃報に触れることも増える時期。だからこそ、基本のフォーマルセットを一つ持っておくことで、不安なく対応できます。

おすすめは、葬儀用バッグ・袱紗・サブバッグがセットになった「3点セット」。シンプルな布製で、光沢や装飾のないものを選びましょう。バッグはコンパクトでも、香典・ハンカチ・スマホ・財布がしっかり入る構造なら問題ありません。

価格の目安：
約3,000円〜7,000円前後
（楽天、Amazon、イオン、しまむら等）

🔍 注意点：
若い世代ほど「かわいらしいデザイン」に惹かれがちですが、リボンやレース、パールの装飾があるとマナー違反になってしまう可能性が高いため注意しましょう。

30代女性｜大人のきちんと感と実用性のバランスを重視して

30代は、仕事関係や親族、近しい友人の葬儀に参列する機会が徐々に増え始める時期です。社会的な立場や年齢にふさわしい落ち着きと品格が求められるため、バッグも「価格重視」ではなく、「マナー＋実用性」を意識したものを選ぶことが重要です。

バッグの素材は、布製・マットな合皮が中心。見た目はシンプルでも、ファスナー付きで中身が見えにくいものや、内部に仕切りやポケットがあるものなど、機能性に優れたタイプが人気です。お子さんのいる方は、サブバッグ付きのタイプを選んでおくと安心です。

価格の目安：
約5,000円〜10,000円前後
（楽天、Amazon、ZOZOTOWN、form forma、など）

💡 おすすめ：
自宅保管でも型崩れしにくい「箱付き」や「マチ付き」タイプだと、長くきれいに使えます。

40代女性｜フォーマルの格を意識した「上質志向」へ

40代になると、葬儀の場で「参列者」から「親族の一員」としての立場に変わることも増えてきます。故人と直接的な関係が深くなることもあり、見た目の落ち着きだけでなく、品格ある装いが求められる場面が多くなります。

おすすめは、黒のフォーマルサテンや高級布製のバッグ。縫製がしっかりしており、上品で流行に左右されないデザインを選ぶのがコツです。百貨店のフォーマルブランドや、東京ソワールなどで販売されているバッグは、安心感があり長く使えます。

価格の目安：
約10,000円〜15,000円前後
（楽天、Amazon、百貨店、専門ブランド、公式通販など）

✅ 補足：
法事や四十九日、お別れの会など、今後も使用する機会があることを考え、「自分に似合う一生もの」を探し始める世代でもあります。

50代・60代女性｜「一生使えるフォーマルバッグ」を1つ備えておく安心感

50代・60代になると、親の葬儀や親族の法事、知人のお別れ会など、弔事に参列する機会が大幅に増えます。この年代になると、すでに一つは葬式用バッグを持っている方も多いかもしれませんが、見直しや買い替えのタイミングにあたる時期でもあります。

この世代におすすめしたいのは、格式と品格を兼ね備えた本格的なフォーマルバッグ。上質な黒の布製や本革風の合成皮革で、和装にも洋装にも合わせやすい、控えめで美しいフォルムのものが理想です。容量は多め、持ち手はしっかり、金具やロゴは極力目立たないものを選びましょう。

価格の目安：
約12,000円〜20,000円以上
（楽天、Amazon、東京ソワール、百貨店ブランド、セレモニー専門店）

🌸 備えて安心：
フォーマル一式を一度見直して、バッグと一緒に袱紗や黒靴なども再確認しておくことで、どんな場面にも落ち着いて対応できます。

まとめ｜年代に合ったフォーマルバッグ選びが、あなたの品格をつくります

葬儀の場で使うバッグは、単なる小物ではなく、故人への敬意と周囲への気遣いを表す重要なアイテムです。特に女性にとっては、「目立たず、控えめで、品のある」フォーマルバッグを持つことが、社会人としてのマナーのひとつとなっています。

20代では初めての一式を、30代では機能性とバランスを、40代では上質で長く使えるものを、50代以降では一生ものの品格を。それぞれのライフステージに合ったバッグ選びをすることで、慌てず、迷わず、堂々とした立ち振る舞いができるようになります。

「必要になってから探す」のではなく、急な訃報にも慌てず対応できるように、大人の女性としては一つはマナーを守ったフォーマルバッグを用意しておくことが理想的です。自分のライフスタイルや予算、使用頻度に応じて、今のうちに最適な方法で準備しておきましょう。

葬式用バッグはどこで買う？基本マナー以外にもマナーはいっぱい！？葬儀中のマナーを徹底解説

ここまで読んでいただいた皆さんは、葬式用のバッグはどこで買えて、お葬式にふさわしいバッグ・ふさわしくないバッグがなんとなくわかってきたのではないでしょうか。そんな皆さんに女性が葬儀に参列する際に知っておくべき「お葬式中のバッグマナー」を、場面ごとにわかりやすく解説します。

バッグの持ち方・置き方・中身の整理まで気を配ることで、あなたの心遣いや所作の美しさが自然と周囲に伝わります。葬儀中のマナーが守れないと、せっかくお葬式にふさわしいバッグが買っても、失礼になってしまいます。
バッグを含めたフォーマルマナーをきちんと知っておくことは、故人への敬意を形に表す、大人の女性としての大切な作法です。いざというときに自信を持って対応できるよう、準備をしておきましょう。

・バッグは基本「手に持つ」のがマナー

・焼香時はバッグは持たない

・葬儀中、バッグを置く場所に注意｜椅子の下が基本

・バッグの中身は整理しておこう｜音や見た目にも気配りを

・サブバッグを持つ場合のルールと注意点

・葬式のバッグはどこで買う？失敗しない選び方とおすすめのバッグを総括

バッグは基本「手に持つ」のがマナー

葬儀においては、身だしなみの中でも「控えめで清楚な所作」が大切にされます。そのため、バッグもただ持っていれば良いわけではなく、どのように持つかという点においても配慮が求められます。

正式なマナーでは、フォーマルバッグは肩にかけず、手で持つのが正解です。片手で体の横に静かに持つか、立っているときは両手で前に持って体に添えるようにすると、見た目にも落ち着きがあり、周囲に丁寧な印象を与えます。

❌ よくあるNGな持ち方

肩にかけると、カジュアルな印象を与えやすく、喪服全体のフォーマル感が損なわれます
腕に引っかけて持つと、所作がだらしなく見えてしまい、姿勢も崩れやすくなります
手荷物が多く、両手がふさがってしまうと、焼香や挨拶の際に不自然な動作になり、周囲にも迷惑をかけてしまうことがあります

✅ ワンポイントアドバイス：
バッグは右手で持つのが基本ですが、香典を渡す際など左手を使う場面では、スムーズに持ち替えられるように練習しておくと安心です。静かで無駄のない所作は、自然と周囲からの信頼感を高めます。

焼香時はバッグは持たない

焼香時にバッグを持っていると非常に邪魔になるし、目立ちます。最近は焼香台の近くにバッグを置くスペースが用意されていることがあるので、そこに置いてから焼香しましょう。もしバッグを置くスペースがない場合は、自分が座っていた椅子の上においておきましょう。その場合も無造作に置くのではなく、丁寧に置き周りから見て失礼のないようにしましょう。

葬儀中、バッグを置く場所に注意｜椅子の下が基本

式場で着席している間、バッグをどこに置くかというのも、実は重要なマナーの一つです。葬儀中は私語を慎み、動作も控えめにする必要がありますが、バッグの置き方一つで周囲の印象が大きく変わることもあります。

最も望ましいのは、椅子の下の自分の足元にバッグを静かに置くことです。バッグが自立しない場合は、倒れないように横に寝かせたり、ストラップを足にかけるなどして動かないようにしましょう。

❌ NGな置き方の例

隣の椅子に置く：スペースを取り、他の参列者の迷惑になる
膝の上に置く：姿勢が崩れやすく、見た目も不安定な印象に
背もたれと背中の間に挟む：椅子のクッション性が失われ、所作も不自然に
通路側や人の動線上に置く：つまずく原因になり危険

✅ 補足ポイント：
会場によっては床がカーペットでなかったり、バッグを直接置くのが気になることもあります。そのような場合は、小さなハンカチや布をバッグの下に敷いておくとより丁寧な印象になります。

バッグの中身は整理しておこう｜音や見た目にも気配りを

フォーマルバッグは小ぶりで収納が限られているため、最低限必要なものだけを入れるのが基本です。必要最低限のものをきちんとまとめ、音や色味、動作による雑音が発生しないよう、事前にチェックしておくことが大切です。以下に必要な持ち物と、入れておくと便利なものをまとめました。

✅ 入れておくべき持ち物

香典袋（袱紗に包んで）
数珠（仏式の場合）
黒または白のハンカチ
スマートフォン（必ずマナーモードまたは電源オフ）
小さめの財布（派手なロゴや色、音の鳴るものはNG）

💡 バッグに入れると安心なもの

小さな鏡（会場に鏡がない場合に）
替えのマスク
ポケットティッシュ（黒や白のケースに入れるとより丁寧）
念のための絆創膏や安全ピン（ストッキングが伝線した場合に）

👜 バッグに香水やイヤホン、派手な化粧品などを入れておくのは控えましょう。音や匂いもマナー違反になる場合があります。

サブバッグを持つ場合のルールと注意点

メインのフォーマルバッグは小さめであることが多いため、荷物が多くなりがちな女性にはサブバッグの併用が非常に便利です。ただし、どんなバッグでもよいというわけではありません。サブバッグもまた、葬儀の場にふさわしい「黒」「無地」「布製」である必要があります。

ブランドのショッパー（紙袋）やカラフルなエコバッグ、ビニール袋などを代用するのは避けましょう。特に受付時や焼香時に手に持っていると周囲から目立ってしまい、「非常識」と見られることもあります。最近では、サブバッグ付きのブラックフォーマルバッグのセット商品なども増えており、1セット持っておくだけで安心して弔問の場に臨めるのでおすすめです。